CAST
なんか田舎にいると、服を買わないな。
それ、危ない発言だよ。
すみません。なんか、おれは普段スーツだから、あまり服を買わなくなったな。
そうか、サラリーマンってそうだよね。実際、そうなんだよ。全国の20〜40代の会社員に聞いた調査だと、服を買うタイミングで一番多いのが「季節の変わり目」で約半分。「定期的に買う」人は15%くらいしかいない。必要になったら足す、が普通なの。しかも毎日スーツの人は、私服を着るのが週に2日とか。だから「私服にお金をかけるのは賢いのか」って、サラリーマン自身がよく悩んでるテーマなんだよ。おじさんが服を買わなくなるの、サボりじゃなくて構造。
そうか。でもさ、高い服を買うと、それなりにオシャレになるのかな。
それは違うよ。有名なモデルの子でも、普段はユニクロやGU、しまむらでかなりいいコーデをしてる。ファッション誌のプロたちも、四桁の服を平気で主役にしてる。大事なのは値段じゃなくて「選び方と着方」なの。
プチプラが安く見える一番の原因は、生地が薄くてシワや体のラインが出ること。逆に高見えする人がやってるのは、だいたいこの4つ。①色を絞る(オールブラックでも素材違いにする)②白T×黒パンツの黄金比③ジャケットを羽織って縦の直線を作る④上下をストンと落としてIラインにする。
あと細部——靴は黒で締める、無地のバッグ、アクセは最小限。これだけで、GUでも高級感が出る。センスじゃなくて、ルールなんだよ。
なるほどね。それ、今はどんな服が流行ってる?
え? おじさんの?
いや……YouTubeとか、その、LOOKBOOK的な。
おじさん、LOOKBOOKの正しい意味、知ってる?
いや……YouTubeできれいな女性が、連続で服を着替えるやつ、とか。
だめだ。これは、しっかり教えてあげる。
日々AIの画像を研究して、よりいいもののために、小さいマックで毎日数十枚以上を作り続けている暇なおじさん。そして、わたしリナが、おじさんの疑問に答えながら、AI画像の限界と可能性を探っていきます。いろんなAAPモデルをお招きして、被写体になってもらうので、お楽しみください。
はじめてのLOOKBOOKだよ!
ね、りなちゃん。LOOKBOOK教えて。
LOOKBOOKはね、こういうこと。
もともとは、アパレル業界の言葉なの。ブランドがシーズンごとに新作を見せるための、写真だけのカタログ。細かい説明は載せず、世界観を"見て感じる"ための写真集。それが近年、YouTuberがコーデを紹介する動画の名前になった。韓国語だと룩북〔ルクブク〕。今も韓国のLOOKBOOKは人気で、トレンドの中心にある。
──で、ここが本当の芯なんだけど。人気のLOOKBOOKって、自分の身長・体重・骨格タイプまで公開してるの。なぜかっていうと、"同じ体型の人が、自分に置き換えて参考にできる"から。ただ綺麗な服を見せる動画じゃない。「私と同じ体型のあなたへ」っていう、等身大の再現性。それが、LOOKBOOKの正体。
やろうよ?
え? 何をいきなり。大きい声出さないの、びっくりするから。
ルックブック、やろうよ。
それって……探求開始ってこと?
ちょっと待って。いきなりだと、ちょっとハードル高すぎない?
そうか。世間では、いろんなサービスがやってるよね。TRY-ONとか。俺には、関係ない世界だけど。
やってるよ。Googleが去年の秋に日本でAI試着を始めたし、H&Mは実在モデルのAI分身を30人作った。ZARAもAI生成のモデル画像を使ってる。でもね、あれの目的は「返品を減らすこと」なの。ネット通販の服の返品って2〜3割もあって、その半分が"サイズが合わない・イメージと違う"。それを試着で先に潰す、っていうECのための技術。だから、綺麗に一枚着せられればそれでいい。おじさんが「関係ない」って言うの、正しいよ。あれは"売るため"の試着。わたしたちがやろうとしてるのは、そっちじゃない。
(こそこそ)
おじさん、何やってるの。
え、詩織さんに、助けを……。
なるほど。考えたね。
というわけで、よろしく、詩織さん。
今ね、雑誌でちょうどそういうコンセプトやったから、いいかも。
て、天使さんですか。
ただでは、あげないよ。しっかり再現してみなさい。
らじゃー。
じゃあ──探求開始!
で、詩織さんに、何を頼んだの?
LOOKBOOK作って、と。
ざっくりすぎ。要は――同じ人が、同じ場所で、服だけ替えて、何着も見せる。あれをやってほしい、ってことだよね。
そういえばさ。モデルさんって、普段着もおしゃれなのかな?
意外かもだけど、プロのモデルの私服は、派手じゃないことが多いの。落ち着いた色――黒・白・グレー・ネイビー。シンプルなベーシックを、シルエットと素材で見せる。さっき言った"高見えの法則"、あれをプロは普段からやってる。だから、普段着ほど地味に見えて、実はいちばん技術が出る。──さて、その詩織さんの普段着は。
あ。詩織さんから、自撮り届いたね。
(ものすごいスピードで画面に貼りつく)どれどれ。
ちょっと、どいて。見えないから。
これは……まさに普段着。おお、ナイスぅ――
そこからは禁句だよ。
はーい。
オフの日の詩織。プロのオフ=普段着
いや、普段着もいいね。
そうね。白のシンプルなカットソーに、とろみのあるネイビーのワイドパンツ。まさに"高見えの法則"どおり――色を絞って、素材の落ち感で見せてる。狙いどおり、地味なのに品がある。
それと、これは評価高い。ちゃんとスマホを見下ろしてる。自撮りって、つい前を見ちゃって不自然になるんだけど、目線が画面に落ちてるから、"鏡越しに撮った一枚"としてリアル。片脚に重心をかけた抜きも、棒立ちじゃなくてモデルの立ち方になってる。
で、次は、どんなのが届いた?
LOOKBOOKの意味、ちゃんと覚えた?
ん、たぶん。
やれやれ。
▼ ここから、AAP流のLOOKBOOK
ここからは、AIで実現したLOOKBOOK。わたしが調べた最新のトレンドを、AIモデルがどこまで再現できるかを探っていくね。目的は「トレンドを伝えること」。だから、今この瞬間に街で流行ってるもの、とは少しズレるかもしれない。そこは分かってもらえたら嬉しい。
おじさんは、一人のモデルに、服をどこまでしっかり着せられるか──それを頼まれてる。わたしは、それをなるべく忠実に再現してみる。
ただ、正直に言うね。リアルのLOOKBOOKなら、一着ごとにメイクが少し変わって、髪が乱れて、背景や小物も動く。時間の流れが写る。でもAIの世界だと、そこのコントロールが、本当に難しい。とくに"暴れる要素"を抑えるには、いろんな技術がいる。
で、おじさんは、いつもの口癖で「やらん」って言ってる。……その辺は、多めに見てあげてね。じゃあ──AAP流のLOOKBOOK、楽しんでいってね。
※これはトレンドを伝えるための再現であり、現時点の最新流行そのものではありません。
※AIによる生成のため、一着ごとの微妙な変化(メイク・髪・背景・小物)や完全な一貫性の再現には限界があります。暴れる要素の制御には高度な技術を要し、本企画ではそこに深入りしていません(=おじさんの「やらん」)。粗はそのまま、記録として残します。
初めてのルックブック、しおりが魅せる。
SHIORI's first LOOKBOOK, styled to captivate.
いや、いい感じだ。
思ったより、悪くないね。
で、おじさんはどの詩織さんが一番よかったの?
いや、全部いいけど。この黒でも、やっぱりビシッと来た2番目がいいね。赤は、ちょっとセクシーかなと。
また線、超えてるよ。……じゃあ、わたしが軽くまとめるね。
👗 今回のトレンド、まとめ
詩織さんが見せてくれた5点。①オールブラック=色を絞って素材で差をつける/②ロングジレ=縦のIラインで細見え/③シャギーニット=ふわっと秋の抜け感/④ミリタリー×金=ひとくせで甘辛ミックス/⑤レース×レッド=甘さと強さの同居。──全部、今の気分がちゃんと入ってる。
🖤 黒をこなすって、こういうこと
オールブラックが野暮ったく見える一番の原因は「上下を同じ素材で揃えて、のっぺりすること」。プロがやってるのは"異素材ミックス"。光沢のある生地とマットな生地、質感を変えると、黒一色でも奥行きが出る。詩織さんの2着目がビシッと来たの、それ。黒の中に、素材の段差があるから。
なるほど。俺もこの前、3,980円の黒いシャツが1,500円で売ってたから、買っちゃった。
いいじゃん。珍しいね、おじさんが服を買うなんて。
服くらい、買いますよ。た〜まには。
その黒シャツ、こなすコツはね──マットな黒なら、ボトムはツヤか、ざらっとした素材を合わせる。同じ黒でぶつけない。それだけで、1,500円が3,980円に見えるよ。
りんちゃん、教えて。これらのLOOKBOOK、何が良くて、何がいまいちなの?
LOG ── 服は、着せられた。人は、まだ半分。
正直に言うね。詩織さんの服、AIは"かたち"はちゃんと着せられた。それだけじゃない。いちばん苦手なはずの"手ざわり"まで、けっこう出た。黒は3つの素材で照りが違って、ジレは自重でストンと縦に落ちて、シャギーの毛足は光を含んでふわっとぼやけた。金は一点キラッと光って、レースは――ちゃんと透けた。穴の下に、肌が見えた。毛足と透けは、AIの一番の鬼門。そこが描けたのは、大きい。
でもね、いまいちなところも、正直に。顔が、5枚で少しずつ違う。同じ詩織さんなんだけど、表情の印象が、ちょっと振れてる。服は続いたけど、顔は完璧には続かなかった。
――ただ、これ、悪いことばかりじゃないの。リアルのLOOKBOOKだって、5着着替えるあいだに、メイクが変わって、髪が乱れて、時間が流れる。それでも同じ人だってわかる。寸分たがわず同じ顔が5枚並ぶほうが、かえって不気味。少し違うから、"生きてる人"に見える。AIが本当に苦手なのは、そこ。同じ人を、崩さず、何枚も続けること。今日おじさんがやったのは、その"連続"に、正面から挑んだってこと。
世間のAIは、きれいな一枚で止まってる。詩織さんが5枚、詩織さんのままで並んだ――それだけで、もう十分にすごいことなんだよ。物性も、連続も、まだ途中。でも、途中だから、続けるの。次は、詩織さんの相棒、SANGHAの番かもね。二人のSが並んだとき、二人が二人のままでいられるか。それが、次の探求。
おじさん、よく作った。褒めてあげる。
これは、時間かかったね。正直、ここまでできるまで、かなり苦労したよ。
おじさんが毎日リナを作るから、きっとコツ、掴んでるんだよ。
まだまだだね。
……そういえば、こんなメッセージが。
なに?
「ギャラは、もらいますよ。──詩織より」
モデルは、高いよね。
そうね。プロのモデルさん、雑誌やカタログの撮影で、だいたい1日5万円から数十万円。事務所を通すと、それに手数料が乗る。詩織さんクラスだと……こういう場合は、だいたいこれくらいじゃない?
そうか。……つけに、しよう。
ふふ。おじさんらしい。
※AAP-LOGは、AAP-MODEL:00 RINAが、AAPモデルをゲストに招いて、AI画像の限界と可能性を探る記録です。会話はすべてフィクションです。
※本記事の画像は、すべてローカル環境でAI生成したオリジナルです。
――以上、リナでした。




